てん菜(ビート)の苗作りを行いました!
北海道の女満別にて、2月下旬から3月下旬まで「てん菜の苗作り」を行いました。
この季節の北海道は吹雪く日もありましたが、工場内での作業の為、大型灯油ヒーターがあり、身体を動かす作業の時は暑いと感じることもありました。
てん菜(別名ビート)は、北海道特産の砂糖の原料になる植物で、漢字では舌に甘いと書きます。(甜菜)
学校の体育館ぐらいの広さがある工場内にコンベアーが2レーンあり、総勢40名程のスタッフがローテーションで作業を行いました。
作業は以下の工程で行われました。
①ビートの種と土が入る折りたたまれた「ペーパーポット」という紙で作られたシートの表と裏に、30cm程の鉄の串(アイスの棒を大きくしたような形のもの)をそれぞれ2本差し込む。
②2人で表と裏それぞれの鉄の串を持ちながら一緒に広げ、3cm程の突起が1400個ついた板に設置する。(広げたペーパーポットは縦120cm、横30cm、1,400本の蜂の巣状の紙筒になっている)
③コンベアー上でペーパーポットに土が自動的に入り、4人がかりで土を均し、土の上に別のスタッフが同じ大きさの鉄板をかぶせる。
④かぶせた鉄板が下になるように機械で回転させ、突起のついた板が上に来たら、更に別のスタッフがトンカチを使って板を叩き、その板をはずしてコンベアーで流す。
⑤土が入った1400個の穴に、ビートの種が機械で自動的に入る。稀に穴に種が入っていない、種が割れている、ということがあるので目視をして確認する。
多くの工程を経て完成した苗は、設置担当スタッフがその日のうちに各農家さんのビニールハウスへ運びます。
ここからは農家さんの仕事になりますが、苗が到着してから約3日後に水をあげ、更に3~4日経つと芽が出ます。ビニールハウス内で育てられた苗は4月下旬頃に畑に移植され、秋に収穫されます。
広大な大地、大自然に恵まれた北海道。今後も北海道での活動をお届けします!